probuilderのbooleanを使用
今回から新たなオブジェクト作成に取り掛かります。前回までに作成した部屋と箱などは”その1”で紹介したprobuilderを活用しましたが、今回新たにprobuilderのひとつの機能であるboolean(ブーリアン)というものを取り入れたいと思います。
メニューバーからTools>ProBuilder>Experimental>Boolean (CSG) Tool を選択し、ウインドウ表示をしましょう。
この機能は簡単にいうとprobuilderで作成した2つのオブジェクトを組み合わせて新しいオブジェクトを作るためのものになります。これには以下3つのモードがありOperationから選択できます。
Intersection: 両方に含まれる形状を抽出
Union:単純に組み合わせる(probuilderのmergeobjectと同じ?)
Subtraction:両方に含まれる形状を除外する(くり抜く)
*とても便利なのですが、Experimentalとあるように実験的機能であるため公式でも一応バグ注意がされています。
シリンダーボックスの作成
実践としてbooleanを使用してシリンダーボックスを作成します。
まずProBuilder>NewShape>Cylinderで1つ作成→等間隔に9個コピー設置してProBuilder>MergeObjectsで1つのオブジェクトにします。
次にProBuilderでこのCylinder9個+αが丸々入る位のCubeを作成し、このCubeの位置にCylinder9個を移動させます。
ここでBooleanウィンドウを表示させ左の加工元にCube⇄右の材料にCylinder9個を設定、SubtractionモードでApplyを押すと新たに加工されたオブジェクトが生成されると思います。
シリンダーボックスの完成です。みて分かる通り、ガチャガチャしてますよね。Subtractionはくり抜き部分を中心にかなり細かく面分割されるので面毎に色分けしたい場合などは要注意です。これはMergeObjectsで9個をまとめた理由でもあるのですが、当初1個づつSubtractionしていたところ、途中で計算が複雑になり過ぎたのか固まってしまう現象が頻発してしまいました。繰り返しになりますが、あくまで実験的機能という留意点があります。
ともあれ次のギミックオブジェクトの外観は出来上がったので、次回以降中身作成に着手したいと思います。明かりをつけたり、電気を通したりするブレーカーっぽいものをイメージしています。
その他
ブレーカーなのでスイッチ必須ですよね。BooleanのUnionとSubtractionを利用して鍵穴付きスイッチを作成しました。文字部分は細いプレートを繋ぎ合わせました。あまりにも不器用仕上げだったので、各々でしっくりくるスイッチを作成してみて下さい。
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